月の満ち欠け・曲線・バイオリズム

❶と❷両方とも該当する人がほとんどだが、稀に❶だけの人もいるだろう。あなたはどっちかな？

●ゆらぎ、アップダウンを自分にゆるす

どうやらあなたは、気持ちのアップダウンを、自分にゆるしていないようだ。

気持ちが落ち込む。何となく身体が不調になって、動けなくなる。そうなってしまう自分を律して、「いつも平均的なパフォーマンスを」と考えている。

ブレることをゆるさない。立ち止まること、休むこと、沈むことをゆるさない。常に直線的に成長を続けることが、人の成熟した姿だと思っている。違うかい？

やれやれ。あなたの心と身体の代弁者になって、僕から一言、言わせてくれ。

ゆらがない。落ちない。ブレない。そんな命などない。むしろ、その、頑なまでに強靭であろうとする態度が、危うい何かを招いてしまうことだって、あるんだぜ？

その昔、ある政治家が「女性は生理があるから、気持ちの変化や身体のアップダウンが定期的にやってきて、発言に一貫性がない」と言った。（今、こんな発言をしたら、大問題だがね！）

するとある女性が、「もし第二次世界大戦中、政界や軍の中に、もっと女性がいたならば。ゆらぎによって立ち止まり、『愚直に突き進む』一択に、ならずに済んだかもしれませんね」と答えたんだ。

つまりさ。直線的に進むこと。伸び続けること。行動し続けることばかりが、善じゃない。
命がそもそも持っている、ゆらぎや、ブレ、沈むことを、あなた自身が「豊かさの一つ」として、受け入れてあげること。それもまた、命の叡智の一部であると気づいて、大切にしてあげるタイミングなんだな。

また、このシンクロは、「肉体への感謝」と言うメッセージも含んでいる。

生まれた瞬間から、モノ言わず働き続けてくれている身体に。臓器に。皮膚に。手足に。骨に。どうか、心深くから「ありがとう」を伝えてあげてほしい。

❷太陽と月のリズムに従ってみる

夜は真っ暗にして眠り、テレビやスマホなどは寝室に持ち込まない。朝日が昇る頃に目を覚まし、カーテンをあけて。太陽の光をたっぷり浴びて、散歩してみる。夕方になるにつれ、屋内の電気は少しずつ暗くして。オレンジ色の薄明りの中、夜の静寂を楽しむ。

星使いのエンジェルがあなたに、そんな生活をおススメしている。

わたし達人間は、何万年も、日の光のリズムにあらがうことなく生きてきた。夜でもこうこうと電気を点けて過ごしているのは、せいぜいこの100年くらいなんだ。だから身体は、いつ朝になり、いつ夕になって、夜になるのか、さっぱり分からなくなって、疲れ果ててしまう。

ちょうど、海を行き交う潜水艦の超音波に、くじらがひどく混乱して、たくさん浜辺に打ち上げられてしまうようにさ。知らず知らずのうちに、身体は機能を、五感を、本能を、先細らせていくんだな。

少しだけ、本来のリズムを思い出そう。

夕方になったら白熱灯は点けないでおく。寝室にはスマホは持ち込まない。まずはそんなことから始めてはどうだろう？「そんなことが一体なんの意味があるの？」「スマホも見たいし、電気点けてた方が安心するよ」と思ったかい？

だが、そいつはどうやらあなたのアタマの声でさ。身体や魂は、悲鳴をあげているようだぜ？そろそろ、アタマばかりを優遇するのはやめて。ほんの少しだけ、身体に寄り添ってみようじゃないか。