尿もれ

❶自信を失っていることに、気づいて

膀胱は、その人のアイデンティティを司る場所。また、幼少期の心の傷が、痛みとなって蓄積される場所だ。つまり、あなたは、心深くで自信を失っているようなんだな。

女性であれば、若さが少しずつ失われ、自分の魅力が半減したように感じたり。せっかく作ったものや、表現したものが、誰も心からは求めていないと感じて、落ち込んでしまう。

男性であれば、若い頃なら当たり前にできたことが、少しずつできなくなる。知力、体力、スピード感などが衰えていって、「これこそが俺だ！」と言えるようなものが、失われ始めたように感じる。

そんなとき、尿漏れは起きやすくなる。

また、膣回りの筋トレや股懲りケア、漢方などの効果が不思議と、まったく現れなくなったなら。あなたのハートがSOSをしている可能性が、高いんだ。

もちろん、病院などの精密検査は別途して欲しいがね。

もし「自信喪失」と言われて、心当たりがあったなら。決して、その感情を振り払おうとしないで。意図的に、思考でもって、前向きになろうとする。そいつをまずは、手放すことから始めよう。実は膀胱は、「思考で、解決しようとする」といった、アタマによる操作を、一番嫌う場所なんだ。

最初に言った通りさ。一番、根っこの原因は、子ども時代の体験であることが多い。

お父さんが、プロセスではなく、チャレンジでもなく、結果ばかり重視した。お母さんが、お手伝いなど、他者に尽くしたときばかり、ほめてくれた。両親から、「女の子」としての愛らしさばかりを求められた。お爺ちゃんから、いつも「男らしい」ふるまいをするよう教えられた。

たとえばそんな体験から、あなたは自分の中にある「情熱」だけじゃ、とても自信なんて持てない、そんな「恐れの前提」ができてしまったようなんだな。

まずは、あなたの中の「恐れの前提」を見つけて、当時の自分をレスキューすることから始めよう。どうか、モクちゃんが書いた「恐れの前提」の記事と、痛みの感情に寄り添う方法を参考にして欲しい。

いつも、「意識を切り替え一つで、前向きになろうとする」ことを頑張ってきた人には、もどかしく感じるだろう。だが、あなたの膀胱は「行動よりも、思考の切り替えよりも、もっと内面を見て欲しい」と訴えている。

「恐れの前提」ってなに？▼
http://moccuma.net/mokusei_blog/2022-04-15/
「恐れの前提」を見つけて、感情に寄り添う方法▼
http://moccuma.net/mokusei_blog/2022-07-09/

❷世界への恐れに気づくとき

膀胱は、堅くなることで尿漏れを起こす。あなたの膀胱エリアは、緊張によって硬直してしまった可能性があるんだな。

どうやらあなたは、この地球、この世界に強い恐れを抱いているようだ。これを聞いて、「ああ、またそのテーマか…」と、うっとうしく感じた人もいるかもしれない。だが、今までの認識よりもさらに深く、心の奥の「世界への恐れ」に耳を澄まし、両の手ですくいあげるときだ。

アタマや意志のコントロールを嫌う、膀胱が悲鳴をあげたら。休息し、身体と、ハートと共にいる時間を作ろう。自分の中の恐れのサイズ感を、正しく認識するだけで、人は少しばかり癒される。

どうか、あなたの中にある「弱さ」を無視しないで。そこにある痛みの大きさを見誤ることなく、ちゃんと肌で感じてあげて。今はそんな時期。