光の舟

❷は少し手厳しいがね。なに、あなたに当てはまると決まったわけじゃない。ピンと来ないなら、受け取らなけりゃいいのさ。

❶同じ痛みを抱いたソウルチームと出会い、共に成長するとき

どうやらあなたは他世（過去世や来世）において、深い痛手を負ってしまったようなんだ。しかもこいつは、あなた個人のテーマに留まらない。どうやら、その痛手を共有した仲間たちが、他にもたくさん存在するらしいんだな。

このシンクロが度々起こる人の多くには、「ミスリード」と言うテーマが根底にある。

愛から始まった探究のはずだった。誰かを守るためにチャレンジしたはずだった。なのに、苦しい結末を導いてしまった。そんな後悔と罪の意識が、無意識のうちに、あなたの心深くに、横たわっているかもしれない。

大昔、共に生きた仲間に出会ったら、自然と懐かしさを感じるだろう。

また、もしかすると、「ミスリード」の恐れや体験を再び、共に味わうことになるかもしれない。

自分の言葉のネガティブな影響を恐れて、発言や発信をやめてしまったり。信じた友の考え方に、次第に危うさを感じて、苦悩したりね。

だが、今のあなたは他世のあなたとは違う。

再びやってきたミスリードのテーマは、過去にやり残した分離体験にすぎないのさ。その体験を通じて、今度は真の友情を、信頼を、得るチャンスなんだ。

「別れ」を体験しなければ、「出会い」の喜びを得られない。「不自由」を知らなきゃ、「自由」の素晴らしさを実感できない。つまりさ。「ミスリード」にまつわる体験をするのは、「自己信頼（他者信頼）」の素晴らしさを知るためにすぎない。

だから、安心していい。

さあ、今世ではない別の場所に、痛みをかかえたままうずくまっている、あの時の「わたし」をレスキューしに行こう。仲間たちと共に。そんな旅が、始まろうとしている。

❷楽園探しをやめるとき

どうやらあなたは、愛と統合の時代を目指しながらも、なにかを決定的に「悪」とする、分離の思考を併せ持っているようだ。

たとえば…。
「人類が愛に目覚めるために、レプタリアンを、やっつけるべき」とか。苦しんでいる人のためにセラピーをしているのに、もっとも苦しんでいるはずの霊たちは「この世界からいなくなれ！」と、戦ってみせたり。未来の子ども達のため環境運動に精を出してきたのに、環境に配慮しない者たちを、いつしか悪党と決め込んで、排除しようとしたりさ。

あなたは確かに、愛した者たちを守ろうとしたかもしれない。彼らのために怒り、反発しただけなのかもしれない。だがいつしかあなたは、その反発した人達と同じ周波数を、放つようになってしまった。

大切なことはね。あなたが思う「善」ばかりの楽園を、作ろうとしないこと。「選ばれし者で作られた世界」という幻想を、そろそろ終わりにすることだ。

土壌の菌は「善玉菌」だけでは野菜の栽培の妨げになる。人もそう。腸内に「善玉菌」ばかりなら、その人は病気になってしまうんだ。

あなたは知らないかもしれないが、土壌にしろ、人の腸にしろ、善玉、悪玉の枠を越え、菌の種類が多様なほど、無農薬栽培を可能にし、人であれば、より健康になる。この原理を、世界と言うマクロコスモスにもなぞらえることさ。

つまりは「善と呼ばれる存在たちも、悪と呼ばれる存在たちも、わたしの中に、この世界に、あっていい」と、心深くからゆるすこと。愛と光だけのワンネスを目指すんじゃなく、多様化のワンネスに向かって、意識を開くこと。

そんなテーマが今、あなたの元に降りてきている。
(Aquarius)