櫛（クシ）

❶混乱、かたより、信念をほどくとき。

今あなたは、何となく上手く行かないこと、停滞して進まない案件を、抱えちゃいないだろうか。もしかするとそれは、あなたの中にある「強いかたより」が原因かもしれない。

「心地の良いことにお金を使っていれば、向こうからお金がやってくる」「行動の数が、必ず結果に比例する」「ポジティブな言葉を使っていれば、引き寄せられる現実がポジティブになる」

こんな、どこかのカリスマが言っていた「これさえやっときゃ大丈夫！」を、強く握りしめて、ひた走る。なのに期待した結果が出ない。どうだい、違うかい？

いいかい？相棒。一つ僕から、最高のアドバイスをプレゼントしようじゃないか。

どんなに素晴らしく思えた発想も、考え方も「絶対、これが正解！」と強く思ったが最後、まったく機能しなくなる。それがこの世の摂理さ。

だってさ。何かを「絶対的な正解」と決め込んだ瞬間から、それ以外の思考や行動は「不正解」になる。

自分は正解で、あの人達は不正解。そんな風に、心が、脳内が、分離しちまう。そのとたん、星使いのエンジェルは「その逆も真なり」と、あなたの人生にマッタをかけるんだ。つまり、星使いのエンジェルは、今、あなたにこう囁いてる。

「絶対的な正解と思いすぎ！ほら、その方法も、上手くいかないことだってあるんだ。むしろ今は、逆にあるもう一つの真実も見てごらん」ってね。

もう一つアドバイスするなら。今、あなたはシリアスになりすぎだ。さあ、大股を広げて、股下から、いつもの風景を覗いてみよう。逆さ富士を見るようにさ。

滑稽な姿になってみると、きっと気づくことがあるぜ？あまりに深刻になり過ぎていた、今までの日々が急にばかばかしくなって、かたよりがふっと抜けるはずだ。

❷「自分は別格」、あるいは「取るに足らない」という幻想を手放す

厳しいことを伝えるようで、心苦しいが…。君はもしかすると、自分やその仲間を特別な存在と、強く思いすぎているかもしれない。あるいはその逆で、「自分は他の人達と比べ、とるに足らない」と思い込んでいるのかもしれない。

前者であれば、例えば…。日本人は、多民族よりも精神性が高い、とか。世界は二極化して、わたし達は加速的に次元上昇してる。とか。この技術・思想は、他のあらゆる類似のものと比べ、別格だ。とか。レプタリアンは悪で、地球人は善だとか。

そんな、選民思想的な発想を、どこかで持ってしまっている。

後者であれば、「別格」と思える人々が、他に存在してさ。彼らと自分をいつも引き比べ「取り残されてしまっている…」「自分はダメだ…」と、苦しんでいるかもしれない。

だがね。
「自分は別格」、「自分は取るに足らない」この２つの感情は、真逆のようで、まったく同じなんだぜ？誰かと自分を比較すると言う、圧倒的な分離ゲームのただ中にいる、と言う意味でね。

君には、僕の友モクちゃんの記事「この世が２極化しないわけ」が、参考になるかもしれない。
「２極化しないわけ」を読む▼
http://moccuma.net/mokusei_blog/2022-04-26/

僕は知っているよ。「自分は特別」と思わなければ、生き抜けなかった、あなたの過酷な人生を。「とるに足らない」と思われてしまえば、命の危険すら感じてしまう苦しい体験を、あなたはこの人生で、あるいは過去世のどこかで、きっとしているはずなんだ。

まずは、そんな自分を抱きしめてあげること。根底にある「どうしようもない自信のなさ」を、心深くからゆるしてあげること。